人にものを伝えたり、文章を書いたり、事業を構築したりする上で筋道を立てて計画したかったりする際に使えるのが論理的に考える方法です。普段の生活でも役立つものではありますがビジネスの現場ではもはや必須の能力かもしれません。
ということは、社会人である人間はある程度論理的に物事を考えられるようにならなければいけないようです。
とはいえ、なんだか小難しいと思っていたり、自分は直感勝負だ!と思う人もいるはずです。そんな私も思いつきや直感を大事にしています。
まあ、気楽に読んでもらえれば少し意味がわかるはずです。
論理的に考えるとは?
そもそもなところですが、論理的思考とかを調べるとだいたい書いているのは「筋道を立てて〜〜〜」とか「誰にでもわかりやすく〜〜〜」とか出てくるかと思います。
が、
簡単にいうと相手に「なるほどね!」と言わせれば論理的になっていることになります。
「抽象化と具体化」を簡単に
論理的に考える上で「抽象化と具体化」は外せません。
「〜〜〜ってさ、つまり〜〜〜なんだよ。」
「〜〜〜、たとえば〜〜〜〜とかがあるね。」
こんな会話聞いたことありますよね?「つまり」を接続詞として使うことによってそれまで話していたことをまとめる(抽象的にする)内容になりますし、逆にいうと「たとえば」という接続詞を使うことによって詳しくする(具体化)内容に変わります。
「抽象化」の例
「くじらやトラやライオンって、つまり、動物だよね!!」
固有名詞をあるカテゴリーでまとめていることになります。あるカテゴリーと書きましたが、ここでのまとめ方は動物としていますが哺乳類だったり別のまとめ方もあるかと思います。
適切なカテゴリーにまとめる意識を持つことも大事になります。
「具体化」の例
「赤い花って言うと、たとえば、バラとかチューリップだよね!!」
赤い花という抽象的な言い方、つまり「まとめた」ものを詳しい情報に具体化しています。誰かに何か説明する場合は特にこの具体化がサクッとできると「あ〜〜、あれね!」とすんなり伝わることに繋がります。
「構造化して考える」ことに繋がる。
前項で説明したように「抽象化」と「具体化」は言いかえると、「まとめ」と「詳しく」になるわけです。
同じことをどう伝えるかによってどちらを使えばいいかを判断する必要があります。
これをもう少し構造化を意識しながら考えてみると。。。
「構造化を意識」した例
先ほどのクジラとかのくだりの部分を構造的に。
「くじらやトラやライオンって、つまり、哺乳類だよね!!」
「すずめやペンギンやカラスって、つまり、鳥類だよね!!」
「哺乳類と鳥類、つまり、動物だよね!!」
動物→哺乳類・鳥類→カラスやトラなどの具体名
と言った具合に構造的になります。これは、ビジネスなどに置き換えた時にもっともっと分解したりまとめたりすることができます。
「抽象化と具体化」のまとめ
抽象化と具体化は普段の生活で結構やっていると思います。道案内する時なんかも「◯◯周辺で、◯◯のお店のどうのこうの」とか。
しかし、ビジネスやプライベート以外の場面でうまく伝えようとするあまりにこの抽象化と具体化を忘れてしまって、相手が「???」となることが多々あります。特に電話なんかはその際たるもの。
電話だと、自分のいる環境と相手のいる環境で大きく状況が違う場合にしっかりと具体化して伝えないと伝わらないし、かといってくどくどと言ってもいられないからある程度抽象化しないといけない場合が出てきます。
この辺の使い分けはハッキリ言って「慣れ」です。どんどん抽象化と具体化を意識して伝えるようにしてみてください。
簡単に使えますので!