
Youtubeのクリエイター向けのアナウンスになりますが、子どもとそのプライバシーを守るために公開されている動画が子ども向けなのかそうではないのかについて申告する義務が発生することになりました。
これは以前(9月)にもアナウンスされていたもので本日(2020年1月7日)より適用されるようです。
「Youtubeの子ども向け設定」について具体的にどういうことかと言うと…
Youtubeで動画を見ていると表示される広告がありますが、その広告のほとんどが「パーソナライズド広告」というものでユーザーの趣向・興味に合わせた広告が表示されるものになります。
ユーザーの趣向や興味に合わせた広告を表示できると言うことは何かしら自分の情報が伝わっているということであります。
要するに、プライバシーが守られていないと言うことに近い意味合いになります。
今回の変更によって、子ども向けに作られた動画は子ども向けであると言うことを申告しなければならないと言うことです。

上図のように子ども向けのコンテンツには「子ども向け」と記載されます。これは自己申告もそうですが、AIによって自動的に「子ども向け」に変更される場合もあります。(その基準は公開されていません。たぶん)
子ども向けに設定されると機能が制限される
子ども向けコンテンツとして設定する(される)と制限されることがいくつかあるそうです。
- パーソナライズド広告
- コメント
- チャンネルの画像・ロゴの透かし
- 寄付ボタン
- カードまたは終了画面
- チャットまたは Live Chat Donations
- 通知ベル
- ミニプレーヤーでの再生
- Super Chat または Super Stickers
- 再生リストの保存
- ストーリー
- チャンネル ページの [コミュニティ] タブ
- 通知ベル
- チャンネル メンバーシップ
- 視聴者が [後で見る] に保存すること
- 視聴者が 再生リストに保存すること
収益化しているクリエイターに発生すること
収益化できているYoutuberと言われるクリエイターの方々は、今後も収益を得るためには子ども向けではないコンテンツ作りに励まなければいけないことになります。
おもちゃ系だったり、ゲームの一部もそうだと思いますが13歳以下の子どもとなると小学6年生くらいまでの子どもが見て楽しめるような動画では広告収入ができなくなると言うことを意識しなければなりません。
収益化ではなく子ども向けにコンテンツを提供したい場合にはYoutube Kidsでの提供に変わっていくことになるんでしょうね。
まとめ
いずれにしても今回の変更で子ども達自身を守れることになるので、これからのインターネット社会や5G導入後の社会においてもいい判断なんだと思います。